
いちごが美味しい季節になってきましたね。家族で、お友だち同士で「いちご狩り、いつ行こうか」とお話されているのではないでしょうか。
今回はいちご狩りに行く前に知っておきたい、苺にまつわる豆知識をご紹介します。
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・いちごの分類
・いちごの旬
・いちごの種類
・いちごの効能
・いちごの選び方
・いちごの保存方法
・いちごの栽培方法
いちごは、バラ科の多年草草本。草本とは「野菜」のこと。つまり野菜なのですね。けれども「果実的野菜」と特別に区分され、果物屋さんや果物コーナーで逢うことができます。
そして、いちごの「本当の実」は、表面のつぶつぶ。「種」のまわりを覆っているうすい膜の部分なのだそう。わたしたちが実と思っている赤い部分は、「花托(かたく)」といって、茎なのだとか。
大きくふくらんだ偽果(ぎか)で鳥に見つけてもらい、食べてもらい、種子を遠くに運んでもらうための植物の知恵といわれています。すごいですね。
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お店にきらきら並ぶ姿は、真っ赤な宝石のようですね。ハウス栽培でいまや一年中目にしますが、旬の3~4月は甘味が強く、自然にも無理がないですね。
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大きく、そのままかぶりつきたい「あまおう」、「とちおとめ」、果肉まで赤くジャムにもいい「紅ほっぺ」、「さちのか」、めずらしい白い「初恋の香り」、「章姫」、他にも「さがほのか」、「やよいひめ」、「ももいちご」、「あかね娘」、「古都華」などおいしいいちごがたくさんです。
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ビタミンCがたっぷりなのも有名。一日5~7粒そのままいただくと、風邪予防・美肌効果・抗酸化作用が期待されるそうです。
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赤い部分にハリと光沢があり、種のまわりに盛り上がっているもの。
へたが緑で、みずみずしく、そりかえっているもの。
大粒の物は「一番果」で糖度が高い。ひと粒の中では、ヘタ側から先にかけて甘味が強くなっています。
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保存の際は洗わずに、乾燥しないよう、紙袋やビニール袋などをふわっとかけて冷蔵庫など涼しいところで。
食べる直前に、ヘタをつけたまま水洗い。できれば当日、2~3日以内にいただくのがいいですね。
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こどもたちと育てると、育つ様子を見て、摘んでいただくしあわせを体験できますね。
畑がなくても、プランターで大丈夫。土はよいものを、苗は間延びしていない元気なものを買いましょう。
9~11月に、株の間を15~20cm離し、ランナー(横に伸びたツル)を内側に向け、クラウン(茎の分かれ目)が埋まらないように浅植えします。日当たりのよいところで育てます。
収穫を楽しんだ後は、ランナーを、6月以降に切り、増やすことができます。
いろんな形、いろんな大きさ。みんな大好きないちごをいろいろに味わいたいですね。
きれいな大きないちごで。
次回は簡単にできるいちごのお菓子レシピを、たっぷり8種類ご紹介します。お楽しみに。
「この時代に、この場所に生まれた、いま持っている心と身体で、この季節に、ここで手に入るものを、大切な人とまるごと味わう」をモットーに、
簡単な英語表現を交えながら、四季の行事や暮らしの手作りを楽しむ教室「こども寺子屋」「おとな寺子屋」を主宰している。
ブログ:五感まるごと☆四季を愉しむ寺子屋だより -What a Wonderful Everyday Life in Japan!-