
寒い季節にうれしい ぽかぽかのお鍋。
「ぽん酢」といえば、柚子やすだちの香り高いぽん酢が定番ですが、季節に出回るかんきつ類で作ることもできます。
無農薬の甘夏を収穫して、酸味のやわらかい「甘夏ぽん酢」をつくろうと思います。
<手作りぽん酢>
庭のちいさな甘夏の木。
寒い冬に、まんまるで黄色い大きな実がみのっている姿は、見るだけで豊かな気持ちにさせてくれますね。
こどものみなさんと収穫です。
[収穫]
①木にあいさつをする。「実を分けさせてください。ありがとうございます。」こころの中でもよし。
②「これ」と感じる好きな実を、静かに採る。ほぼ完熟なので、少しひねるだけで、とれます。
自分のぽん酢用の甘夏が採れましたよ。
[料理]
①よく洗い、果汁をしぼります。
ひとつの実から、100ccくらいの果汁がしぼれました。
②果汁の0.8-0.9倍の本みりんを沸騰させ、アルコールを飛ばし、火から下ろします。
*甘みは、みりんの量で調節できます。
③果汁と、果汁と同量の本醸造醬油を加えて、混ぜます。
お好みで、昆布や鰹節を入れてもいいですね。
できた基本のぽん酢を味見をして、それぞれお好みの味になるように、果汁やしょうゆを足して調整してください。
④煮沸消毒した瓶に入れ、3日ほど寝かせたら、できあがりです。
自分で選んだ実からできた 手作りぽん酢たち。
お鍋に、湯豆腐に、ぞうすいに、ぎょうざに、おひたしに、サラダに。
みんなで味見。ぽっかぽかの湯豆腐に手作りぽん酢をかけて「いただきます!」
<手作り掃除クリーナー>
さて、果汁をしぼった後の皮は、おやつのピールにするために、大きなお鍋で煮ます。
そのゆで汁は、ナチュラルクリーニングにつかえます。
①ゆで汁を、コンロ周りにらす。
②いらない布で拭くと、油が気持ちよく取れます。 *一週間くらいで使い切るとよいです。
甘夏チョコピールはおうちへのおみやげ。
甘夏さん、ありがとう。
「この時代に、この場所に生まれた、いま持っている心と身体で、この季節に、ここで手に入るものを、大切な人とまるごと味わう」をモットーに、簡単な英語表現を交えながら、四季の行事や暮らしの手作りを楽しむ教室「こども寺子屋」「おとな寺子屋」を主宰している。
ブログ:五感まるごと☆四季を愉しむ寺子屋だより -What a Wonderful Everyday Life in Japan!-