
あったかい湯気の立つ、あつあつのおでん。
おだしがしみこんで、ほくほく、とろとろ。
寒い季節にうれしいおかずですね。
おうちで、おでん屋さんごっこ用に、看板やのれんをつくっておくとたのしいですよ。
板に、ねじ付きフックを差し込み、穴をあけた薄い板に、具材を書きます。
段ボールでつくると、軽く、加工もしやすいですね。
その日に入っている具材を書き込み、売り切れたら、ひっくり返すのです。
おでんにかかせない具材のひとつ、ねりもの。
ちくわ、平天、ごほう天、はんぺん、さつまあげ…。
おでんのおだしに、うまみを加えてくれますね。
普段は、お店で売られているものを買うことが多いと思いますが、手作りしてみましょう。
「ちくわ、食べたことある人」
「はーい」
「さて、ちくわはなにでできてると思う?」
「ちくわって、ちくわじゃないの?」「はんぺん?」「おもち?」「??」
「これでーす」
「おさかな!」
魚偏に雪と書く、12月~1月が旬の魚。
鱈(たら)です。
<材料>
・鱈など白身魚 400g
・てんさい糖 18g
・自然塩 8g
・本みりん 大さじ1
・卵の白身 一個分(さつまあげ用)
・好みの野菜 適量
<ちくわ>
1.白身魚の骨を除き、みじん切りにしてから、すり鉢でするかフードプロセッサーにかけます。
2.未精製糖、自然塩、本みりんを足し、弾力が出るまで20~30分混ぜます。
3.生地の半量を、竹に巻きつけます。 *手に植物油を塗ると、扱いやすいです。
4. 10~20分、おいしそうな香りがして、表面に水分が出るまで、七輪かグリルで焼いたら、できあがりです。
*焼き過ぎると、カスカスになるので注意
「『ちくわ』って、漢字でどう書くかな?」
焼き目のついたちくわから、竹を抜くと、真ん中にまんまるな穴。
「竹の輪!」
次は、いろいろな種類の練り物をつくってみましょう。
<いろいろ練り物>
1.残った生地に、卵の白身を足して、よく混ぜます。
2.重ね煮などで、火を通した野菜を、混ぜ込んだり、包んだりします。
3.中火の植物油で、浮き上がるまで揚げたら、できあがりです。
ごぼ天、じゃが天、しょうが天、れんこん天、にんじん天、チーズ天、青のり天…。
揚げたてをみんなで味見したら、あまりにおいしすぎたので、そのままいただいて、今度、おでん屋さんごっこをすることにしました。
手作りおでんで、こころもおなかも、ぽかぽかな冬を。
「この時代に、この場所に生まれた、いま持っている心と身体で、この季節に、ここで手に入るものを、大切な人とまるごと味わう」をモットーに、簡単な英語表現を交えながら、四季の行事や暮らしの手作りを楽しむ教室「こども寺子屋」「おとな寺子屋」を主宰している。
ブログ:五感まるごと☆四季を愉しむ寺子屋だより -What a Wonderful Everyday Life in Japan!-