
こんにちは。
お元気ですか?
庭のハナミズキの葉も 真っ赤に染まる季節になりました。
紅葉狩りには いかれましたか?
さて、今日は、秋色の果物、柿が主役です。
かごにいくつか盛って、食卓に置くだけで、もう秋のテーブルですね。
また、くりぬいて器にするのも、いいものです。
ふたになるように、上部1/5を切り、ペティナイフのような細いナイフで、
皮の内側5mmくらいに沿って、切り込みを入れます。
丸いフルーツカッターで、皮を削らないように、くりぬいていきます。
中に、白見魚のマリネ、なます、菊のおひたしなどをいれれば、和の懐石のようです。
くりぬいた柿の実とヨーグルトを和えていれると、デザートカップに。
写真は、柿の実、豆腐、ココナツミルク、てんさい糖を混ぜて、ひと晩凍らせ、練った、柿アイスクリームですよ。
食卓には、ふたをちょこんと乗せたまま運び、食べる方に開けてもらうと、楽しいですね。
あたたかいお茶といただきたいですね。
太陽の光と風で、栄養がぎゅっと凝縮した干し柿は、カリウム、カロテン、ビタミンAが多く、適度に食べることで、風邪の予防、高血圧の予防、肺機能を高め、気管支の粘膜保護に役立つといわれています。
渋柿とひもがあれば、干し柿をつくることができます。
まず、わらを綯(な)います。
バケツで育てて、先日収穫した稲のわらを、木づちでとんとんたたいて、やわらかくし、足ではさんで両の手のひらでもむように綯(な)っていくと、できましたよ。
日本昔話のようですね。 わらがない場合は、ビニールのひもがあれば十分です。
次に、渋柿を採ります。
うちには渋柿の木がないので、持っている方にお願いにあがりました。
ヘタのすぐ上で切るのではなく、枝をつけて切りましょう。
実は取りつくさずに、木のてっぺんに、いくつか残しておくものです。
風情があるだけでなく、鳥さんやほかの生き物と分かち合う心を表します。
ヘタについた枝を、Tの形に切ります。
切るのに失敗しても、なんとでもなるので、大丈夫。
皮をむいていきましょう。皮むき器をつかうと、便利ですね。
Tの部分を、わらの網目に通すと、留まります。
枝が取れてしまった場合は、竹串を実の上部に刺して、ビニールひもで結べばいいです。
ビニールひもを使う場合は、ヘタを結んでいくだけでできます。
短く切ったビニールひもの両端に柿をむすび、物干し竿にかけると、とても簡単ですね。
カビが生えないようにするには、朝晩十分に冷える頃から干し始めることです。
熱湯や焼酎にさっとつけて消毒する方法もあります。
また、ひもにつける際には、柿同士が当たらないように、間をあける方がよいです。
軒先など、雨の当たらないところに干します。
10日からひと月、太陽と風においしくしてもらいましょう。
途中で実をもむと、繊維が切れて、やわらかく、ねっとりおいしい干し柿になるそうです。
好みの干し具合になったら、干し柿を外します。
密封して冷凍保存できます。
たくさん採れる旬につくる、保存食。先人の知恵は、素敵ですね。
「この時代に、この場所に生まれた、いま持っている心と身体で、この季節に、ここで手に入るものを、大切な人とまるごと味わう」をモットーに、簡単な英語表現を交えながら、四季の行事や暮らしの手作りを楽しむ教室「こども寺子屋」「おとな寺子屋」を主宰している。
ブログ:五感まるごと☆四季を愉しむ寺子屋だより -What a Wonderful Everyday Life in Japan!-