
「カカオ豆からチョコレートをつくろう☆ゆず&甘夏チョコピールをつくろう」
チョコレートを溶かして、おやつをつくったことはあるけれど、今日はいちからつくってみましょう。
<チョコレートの歴史>
カカオの正式な名前は、「テオブロマ・カカオ=神様の食べ物」。
大昔は、神様にお供えしたり、薬として飲まれたり、王様や貴族だけの貴重な食べ物だったそうです。
16世紀にスペイン人がヨーロッパに持ち帰り、はじめはドリンクとして飲まれていましたが、19世紀中頃になって、今のような固形のチョコレートが生まれたそうです。
<チョコレートの原料>
今、カカオ豆が育てられているのは、西アフリカ、中南米、東南アジアなど、雨が多く27℃以上ある地域だそうです。
カカオ豆は、どんな風になるのでしょう?
なんと、幹に直接実がなるのだそうです。
このラグビーボールのような実がカカオ豆。
ではなく、その厚い殻の中に、白いパルプに包まれた「種」がたくさん入っており、
それが「カカオ豆」なのだそうです。
取り出したカカオ豆を、4~5日間発酵させ、3日間天日干しすると、チョコレートをつくれるようになります。
<カカオ豆からのチョコレートの作り方>
➀<焙煎>
フライパンに入れ、弱火で10~20分へらで混ぜながら煎ります。ぱちぱちはじける。あれ、この香り。チョコレートみたい。立って見てみるとよくわかるね。
②<つぶす>
ぱりぱりと皮をむく。どんな味がするかな。ちょっと食べてみよう。ぽりぽり。「…にがい~!」
すり鉢にいれ、すりこぎで細かくする。
④<練る>
湯せんすると溶けてくる。好みの甘さになるまで砂糖を加えて、よく混ぜる。お好みでカカオバターも加える。
⑤<型に入れる>
やわらかいうちに、オーブンシートにそのまま流したり、型に入れたり、何かにかけたり、いろんなトッピングを乗せたりしてみましょう。
[左上から時計回りに:マシュマロ・りんごチップス・煎ったカカオ豆・甘夏ピール・アーモンド・ポン菓子・甘栗・クコの実・かぼちゃの種。
その他 レーズン・ドライフルーツ・いろいろなナッツもおすすめです ]
⑥<冷やす>
切り分けるときには、半分固まった頃にナイフで切り分けると、断面がきれいです。
パズルみたいにしても、楽しいですね。
カカオ豆ワークショップの先生方、お母さんたちのおかげさまで、できましたよ♪
カカオ豆からつくると、こんな味がするのですね♪
柚子と甘夏の皮でピールを作って、湯煎したチョコレートにくぐらせて冷やせば、手作りのチョコピール。
こどものみなさんも、上手につくれましたよ。おうちのひとへのおみやげにどうぞ。
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<食べられるプレゼントの作り方>
湯煎で溶け、冷えると固まるチョコレートは、たのしい形をつくるのにもぴったりです。
市販のお菓子をつかって、気軽につくってみませんか?
[材料 : チョコレート・シガレットビスケット・チョコレートビスケット・オレンジピール・バウムクーヘン]
細いチョコレートビスケットのドリンクホルダー。
シガレットビスケットのドリンクは、取り外しができますよ。
[材料 : チョコレート・フォンダンショコラ・チョコレートビスケット・バウムクーヘン]
バウムクーヘンの木片に、トントン。
打ちつけられますよ。
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大切な方たちに、ご自分に、たのしいプレゼントで、どうぞあたたかい早春をお過ごしください。
「この時代に、この場所に生まれた、いま持っている心と身体で、この季節に、ここで手に入るものを、大切な人とまるごと味わう」をモットーに、簡単な英語表現を交えながら、四季の行事や暮らしの手作りを楽しむ教室「こども寺子屋」「おとな寺子屋」を主宰している。
ブログ:五感まるごと☆四季を愉しむ寺子屋だより -What a Wonderful Everyday Life in Japan!-