
ちいさな手で作るおむすびや巻きずしで、かわいい桃の節句の食卓をつくってみましょう。
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<ひなむすび>
酢、砂糖、塩を入れた酢飯を使って、飾りずしにしてもOK。
おむすびのように、中に好きな具を入れてむすんでもたのしいですね。
[作り方]
①おむすびをむすびます。
②薄焼き卵を着物のように巻きます。
お好みで、応用の具材を重ねて巻いてもいいです。
応用の具材を、細く切って襟元に重ねると、十二単(じゅうにひとえ)の雰囲気が出ます。
③細く切った焼き海苔を、帯のように巻き、端を水で濡らして留めます。
④焼き海苔を、顔・髪・男雛の冠の形に切り、貼ります。
顔は、土台に直接貼るか、ゆでたうずら卵に貼って、つまようじで土台にさしてもいいです。
⑤スライスチーズを、笏・女雛の冠・扇の形に切り、貼ります。
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<飾り巻きひなずし>
切ると、金太郎あめのように、ひなまつりの模様がでてきて、楽しいですよ。
いつもの食材の色でつくるので、派手さはありませんが、天然色でほっこりします。
[桜と橘]
『左橘右桜(ひだりたちばなみぎざくら)』。
忠誠を現す右近の橘。永遠を現す左近の桜。
左右逆に見えるのは、左右が、内裏の側からみたものだからなのだそう。
[材料]
[橘桜共通]・ごはん(酢飯)1杯 ・焼き海苔2枚 ・ほうれん草(お好みで。さっとゆで、しっかり水気を取っておく)
[橘]・炒り卵2個分 ・スティックかまぼこかスティックチーズ
[桜]・焼き鮭1切かゆかり適量 ・魚肉ソーセージか人参(スティックに切ってゆでておく)
[作り方 ―橘―]
①ごはん1杯に、炒り卵を混ぜ、5等分します。
②1/3に切った海苔に、炒り卵ごはんを乗せて、細く巻きます。5本作ります。
③巻きすに、海苔を置き、中心に細巻きを1本置きます。両側に、ほうれんそうを細く置きます。
④巻きすをV字になるように持ち上げ、細巻きを2本乗せ、間にスティックかまぼこを乗せます。
まきすの横から、お花の形になっているのを確認しながら乗せると、きれいになります。
⑤両側にほうれんそうを細く置き、間に細巻きを置き、海苔を巻きつけます。
⑥しばらく置いて海苔がなじんでから、切りましょう。
よく切れる包丁で、ふきんでぬらしながら、軽く前後させながら切るときれいに切れます。
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<ひなまつりの簡単食卓アイディア>
[お花のお箸置き]
桃の枝があればいいですね。
写真は、桃より一足先に咲いた庭の紅梅です。
[蒸し物に和紙のふた]
器よりひと回り大きく切った和紙に、食用色素か絵具で好きな絵を描き、水で濡らしてぴったり貼ります。
[鶴れんこん]
薄く切って、ゆでたれんこんを鶴のように切ると、おめでたい食卓にぴったりです。
奥から、湯葉、ほたるいかの酢味噌がけ、菜の花、鶴れんこんの梅味噌がけ、よもぎ麩のソテー、ねじり梅。
[はまぐりの豆乳グラタン]
細切りした玉ねぎ、じゃがいもを炒め、はまぐりとお酒を加えて、蒸し焼きにし、はまぐりが開いたら、殻を取り出し、身を外しておきます。
豆乳、みそで味付けをして、殻に入れ、はまぐりの身とチーズをかけ、グリルで焼き色をつけたらできあがり。
奥から、三色団子風つくね、はまぐりグラタン、春の山菜てんぷら、抹茶塩。
[3色ヨーグルト]
ガラスの器に、キウイソース、ヨーグルト、いちごソースを重ねていれます。
ヨーグルトは牛乳、豆乳どちらでも。水切りすると、濃厚になりますね。
[ひないちご]
いちごのへたを持ち、溶かしたホワイトチョコレートにつけて乾かします。溶かしたチョコレートをビニール袋にいれて結び、袋の角を小さく切って、顔や髪を描きます。お好みで、天然色素で色をつけたホワイトチョコレート、スプレーなどで模様をつけてもいいですね。
どうぞこれからも、大きくなってくださいね。
「この時代に、この場所に生まれた、いま持っている心と身体で、この季節に、ここで手に入るものを、大切な人とまるごと味わう」をモットーに、簡単な英語表現を交えながら、四季の行事や暮らしの手作りを楽しむ教室「こども寺子屋」「おとな寺子屋」を主宰している。
ブログ:五感まるごと☆四季を愉しむ寺子屋だより -What a Wonderful Everyday Life in Japan!-